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家裁で離婚調停中の妻殺害容疑 退院した夫、改めて逮捕
2019年4月15日18時57分

 東京・霞が関の東京家庭裁判所で3月、離婚調停中の妻を殺害したとして、警視庁は15日、米国籍の会社員ジェイコブ・ウィルソン容疑者(32)=東京都板橋区小豆沢2丁目=を殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕し、発表した。事件直後に殺人未遂容疑で現行犯逮捕した際に両手首を負傷しており、入院のため釈放していた。同庁は自殺を図ったとみているが、15日に退院したため改めて逮捕した。

家裁の金属探知機ゲート手前で刺される 31歳女性死亡
 組織犯罪対策2課によると、逮捕容疑は3月20日、千代田区霞が関1丁目の東京家裁1階玄関で、妻のウィルソン香子(きょうこ)さん(31)=埼玉県所沢市元町=の首を折りたたみナイフで切りつけるなどして殺害したというもの。「弁護士の説明を受けてから答える」と認否を留保しているという。香子さんは離婚調停のために家裁を訪れていたが、調停にウィルソン容疑者の出席予定はなく、同課は待ち伏せしていたとみている。