三豊市にある本山寺の五重塔の解体修理が完了し、一般に公開されました。
100年以上の歴史がある五重塔が、次の時代へと受け継がれていきます。

弘法大師が開いたとされる四国霊場七十番札所、三豊市の本山寺です。
30m余りの高さを誇るのが、1910年に建立された五重塔です。
解体修理が終わり、14日、初めて一般公開されました。
解体修理は、2015年に始まりました。
傷みが激しい部分は、金属のワイヤーや骨組みで木材を補強し、建立当時の部材の大部分を再利用しました。
市の有形文化財に指定されていて、修理には、堂宮大工などの専門家が携わりました。
建立から109年。
初めての解体修理は、3年半の歳月をかけて、無事完了しました。
塔の中心を貫く、巨大な心柱はワイヤーで補強されていますが、建立当時のものを使っています。
平成の大改修を終え、次の時代へ。
五重塔内部の特別見学会は、5月3日から6日にも予定されています。

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http://www.rsk.co.jp/news/news_local.cgi?cat=1&;id=20190415_7
2019年4月15日(月) 19:10   RSK