韓国子会社の事業撤退=「司法判断に懸念」−半導体関連のフェローテック

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041601104&;g=int

 【ソウル時事】半導体関連メーカーのフェローテックホールディングス(本社東京)は16日、韓国子会社での半導体製造装置部材の開発・製造・販売事業から撤退すると発表した。韓国の司法判断に対する懸念が背景にあり、進出企業の事業継続に影響を与えた形だ。

 子会社をめぐっては、元従業員3人が2月、営業機密侵害などの罪で韓国検察当局に起訴された。フェローテックは「昨今の韓国における日系企業に対する司法判断などに鑑みると、司法の独立性が完全に担保されない懸念があり、潜在的なリスクを現段階で最小化することが最も適切と判断した」と説明した。

 韓国最高裁は昨年10月以降、元徴用工らの訴訟で日本企業に賠償を命じる判決を下し、日韓関係が悪化している。フェローテックは事業撤退により4億〜6億円の損失を見込んでいる。


※wikipediaから
株式会社フェローテックホールディングス(英:Ferrotec Holdings Corporation)は、東京都中央区日本橋に本社を置く半導体関連製品を手掛ける企業。半導体製造装置向け真空シールでは約7割の世界シェアを有している[1]。東京証券取引所JASDAQ市場上場。

主な事業
装置関連事業 - 真空シール、石英製品、セラミックス製品、CVD‐SiC製品、シリコンウエーハ加工
太陽電池関連事業 - 太陽電池向けシリコン結晶製造装置、太陽電池向けシリコン製品、坩堝・角槽
電子デバイス事業 - サーモモジュール、磁性流体