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米国株、上昇して始まる ヘルスケア関連がけん引
2019年4月16日 23:00

【NQNニューヨーク=岩本貴子】16日の米株式相場でダウ工業株30種平均は反発して始まった。午前9時40分時点では、前日比125ドル93セント高の2万6510ドル70セントで推移している。中国人民銀行(中央銀行)が金融緩和に前向きな姿勢を見せ、投資家が運用リスクを取りやすくなっている。16日に決算と併せて通期予想の引き上げを発表したヘルスケア関連銘柄が買われ、指数を押し上げている。

欧州経済研究センター(ZEW)が16日発表したドイツ景気予測指数がほぼ1年ぶりにプラス圏に浮上し、欧州地域の景気懸念がやや後退したことも買いにつながった。欧州株も軒並み上昇している。

16日に通期の利益予想を上方修正した医薬品・日用品のジョンソン&ジョンソン(J&J)と医療保険のユナイテッドヘルス・グループが上昇している。同日に1〜3月期決算を発表した資産運用大手のブラックロックも高い。

ナスダック総合株価指数も反発。昨年10月上旬以来となる8000の大台を超える場面があった。