東京都の小池百合子知事は17日の講演で、正体不明の路上芸術家、バンクシーが描いた可能性のあるとして1月に都内で発見された絵を、都庁舎(東京・新宿)で展示する計画を表明した。4〜5月の大型連休前後の公開に向け準備する。

バンクシーのものとされる傘をさしたネズミの絵は東京都港区の防潮扉で見つかった。現在は描かれた部分を取り外し、保管しているという。小池知事は専門家に鑑定を依頼する方針も示していた。「本人にもダイレクトメッセージを送っているが、今のところ返事がない」と知事は話した。

バンクシーは世界各地の壁などに作品を描くことで知られ、国内でも作風が似た絵が公共施設などで発見されている。

2019/4/17 13:38
日本経済新聞
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