http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3652624.htm

2025年 全都道府県で“1人暮らし”が最多に
2019/04/19

 1世帯に何人が住んでいるかの将来推計が発表され、2025年には全ての都道府県で1人暮らしをしている人が最も多くなるとの結果が明らかになりました。

 「日本の世帯数の将来推計」によりますと、全ての世帯に占める単身世帯=1人暮らしをしている人の割合は、2015年には41の都道府県で最も多くなっていましたが、2025年には全ての都道府県で最も多くなると見込まれています。また、東京都は2015年に1世帯あたりの平均人数が2人を切り、1.99人となっていましたが、2040年までに北海道や高知県でも2人を下回ることが予測がされています。

 高齢化の影響も示されていて、2030年には全ての都道府県で30%以上の世帯主が65歳以上になるということです。こうした65歳以上の世帯主のなかで、1人で住んでいる人の割合は年を追って増えると見込まれていて、2040年に東京都では65歳以上のおよそ3人に1人が“1人暮らし”をしていることになります。

 推計を発表した国立社会保障・人口問題研究所は、「今後は高齢で1人暮らしをする人が増えるため、介護や社会的孤立を防ぐための対策をすることが必要だ」と指摘しています。