4/21(日) 11:51配信
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 JR東日本盛岡支社は20日、臨時列車「津軽海峡三厩マグロ号」を津軽線青森−三厩間で1往復運行した。青森駅現駅舎の開業60周年記念事業の一環。午前9時33分に青森駅を出発した乗客約60人は、列車内で津軽三味線の演奏を聴いたり、下車後に外ケ浜町三厩地区の観光名所を周遊するなど、楽しいひとときを過ごした。

 青森駅の現駅舎は1959年12月25日に開業。青函連絡船が廃止される88年までは、本州の海の玄関口としての役割も果たしていた。2017年度の1日当たりの平均乗客数は5313人に上る。

 記念のロゴマークを張った同列車は、県や青森市の観光キャラクター「いくべぇ」「ハネトン」に見送られ、田口晴彦駅長の合図で青森駅を出発した。

 三厩駅では地元住民らが、三厩地区の伝説にちなみ義経や弁慶の格好で乗客を出迎えたほか、伝統芸能の「荒馬」を披露した。友人と参加した青森市の秋田谷マツヨさん(77)は「よく利用する青森駅の節目を祝おうと参加した。記念品のプレゼントや温かい出迎えなど、思いがけないもてなしを受けて楽しい」と話した。

 乗客はその後、同地区で「三厩マグロ丼」を堪能し、青函トンネル記念館や厩石公園を巡った。


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