山口県防府市の神社の中に6世紀ころに造られたといわれる古墳の内部がこのたび報道陣に初めて公開されました。JR防府駅近くにひっそりとたたずむ神社は地元の人からは「妙見さん」と呼ばれ親しまれています。本殿のうしろにある穴が、車塚古墳の入口です。全長58mの前方後円墳の中にある小さな部屋・石室は豪族の棺を納める部屋です。前方後円墳には石室が1つというのが一般的ですが車塚古墳にはさらにもう一つあり、家来が入るものと推定されています。山口県内ではここだけの珍しい構造だということですが、長年の雨や風で傷んできていて現在防府市が鉄柱で補強をしています。市は今後石を積みなおして修復する予定です。防府市教育委員会文化財課平井耕平さんは「ぜひ来ていただいて1500年前の防府にどんな人がいたのか、教科書で学んだと思うが古墳はどういうものなのか感じて頂ければ」と話しています。ことしの秋頃には地域住民に内部を公開したいとしています。

yab山口朝日放送 4/22(月) 19:55
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