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漫画・ドラゴン桜の主人公が“授業” 受験の極意を伝授
2019/04/23 05:30

漫画「ドラゴン桜」の主人公「桜木建二」がモニターで児童に語りかけた授業=西宮市甲東園2
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 人気漫画「ドラゴン桜」の主人公「桜木建二」を特別講師としてモニターに映し出す特別授業が22日、兵庫県西宮市の仁川学院小学校であった。黒板の前のモニターに映される講師が、別室にいる漫画の担当編集者佐渡島庸平さん(39)の動きに合わせて操作される。6年生約40人が勉強をする理由や受験の極意を聞いた。

 「ドラゴン桜」は元暴走族の弁護士「桜木建二」が、偏差値の低い高校の生徒を東大に現役合格させる物語。公式YouTubeチャンネル「ドラゴン桜チャンネル」は、動画で学び方のヒントを伝えている。

 画面に登場した「桜木」講師は「今日はなぜ勉強をするかを話そうと思う」と児童に語りかけた。料理には買い物や調理、洗い物と行程があり、一つだけ取り組んでもつまらないとし「勉強も同じで、全教科を合わせると社会を理解することに役立つ」と述べた。

 受験への心構えとして「だらだらしちゃうのは当たり前」と話した。計画を守れないと自分を責めがちなので、勉強時間は最低と最大の二つの目標を立て、その間であれば達成とする。目標とする人に実際に会ってみて「なんだ。先輩もこれくらいか」と思うことで自分が努力し続けられる、などと助言した。

 授業を受けた男児(11)は「知っている漫画の主人公が画面に映って面白かった」と話した。(中川 恵)