【パネルにそれが科学的に安全だという記載は一切ございません】【日本がそもそもその認定を求めていない中で、なぜ認定されたと言えるのでしょうか?】



吉川農林水産大臣記者会見(平成31年4月23日9時27分〜9時45分 於:本省会見室)
http://www.maff.go.jp/j/press-conf/190423.html

○記者
今の関連でございますけれども、確かに100ベクレル以下であることは明確にパネルに書いてあります。
ただしそれが科学的に安全だという記載は一切ございません。
そもそも科学的安全性を争うのであればSPS協定2.2条あるいは5.2条で提起すべき問題であって、
日本が訴えた5.3条、あるいは5.6条というのが、科学的安全性の認定をWTOに求めるものではございません。
日本がそもそもその認定を求めていない中で、なぜ認定されたと言えるのでしょうか。
仮に認定されたとしてもそれは判決の中核的部分ではなくて、傍論ですから、それは法的な拘束性・規範性は持たないと解釈されるのが自然と考えます。
大臣の見解を伺いたいと思います。