「天空の山城」と呼ばれる備中松山城(岡山県高梁市内山下)で人気の雄猫「猫城主・さんじゅーろー」が西日本豪雨の影響で激減した入城客の回復に貢献したとして、最後の備中松山藩主・板倉家の19代当主板倉重徳さん(43)=川崎市=が22日、感謝状を贈った。

 天守前で贈呈式があり、板倉さんは中村宏史・市観光協会長に抱かれたさんじゅーろーに感謝状を贈呈。リードを手に本丸や二の丸を一緒に散歩すると、観光客は“新旧城主”のそろい踏みをカメラで熱心に撮影した。

 板倉さんは「城に活気が戻ったのはさんじゅーろーのおかげ。今後も愛くるしさと城主の貫禄で観光客をもてなし、城を守り続けてほしい」と話した。

 市観光協会によると、豪雨が発生した昨年7月の入城客(1181人)は前年より7割以上も減少。同下旬からさんじゅーろーがすみ着くと、報道やSNS(会員制交流サイト)で話題になり、12〜3月(2万789人)は前年度同期から逆に約1割増えた。

板倉さん(左)から感謝状を贈られるさんじゅーろー
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4/22(月) 22:09配信 山陽新聞デジタル

猫城主さんじゅーろー  一般社団法人 高梁市観光協会HP
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