【ワシントン=永沢毅】複数の米メディアは23日、2020年の米大統領選で民主党の有力候補と目されているバイデン前副大統領(76)が25日に出馬を表明すると一斉に報じた。大半の世論調査で首位を走るバイデン氏が立候補を明らかにすれば、大統領選は実質的に幕開けとなる。

25日朝にウェブサイトに動画を投稿して出馬表明する。29日には中西部ペンシルベニア州ピッツバーグで表明後初の演説に臨む見通し。その後、アイオワやニューハンプシャーなど予備選が早い時期に開かれる州を遊説する計画だ。

バイデン氏はオバマ前政権で副大統領を8年務めた実績と知名度で、多くの世論調査で現時点で優位に立っている。1988、2008年にも民主の候補指名争いに名乗りを上げたが、敗北した。今回が3回目の挑戦となる。

日本経済新聞 2019年4月24日 5:56
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44123800U9A420C1000000/