県内に住む70代の男性が、マダニが媒介する感染症にかかっていることがわかりました。
県内でこの感染症の患者が確認されたのはことしに入り2人目で、県は注意を呼びかけています。

県によりますと、今月下旬阿南市の70代の男性が発熱やおう吐などの症状を訴え、病院から依頼を受けた検査機関が調べたところ、マダニが媒介するウイルスによる感染症、SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」にかかっていることが確認されたということです。

男性は、現在県内の医療機関に入院して治療を受けていて、意識はあり会話もできるということです。

県内でSFTSの患者が確認されたのはことしに入って2人目です。

SFTSは、ウイルスをもつマダニが人をかむことで感染し、発熱やおう吐、下痢などの症状を引き起こし、重症化すると死亡するケースもあるということです。

県は、マダニの活動が盛んになる春から秋にかけて、草むらや山に入る場合には、長袖や長ズボンなどを着て肌の露出を避けて、かまれないないよう注意を呼びかけています。

04月24日 20時31分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20190424/8020004490.html