NHK NEWS WEB 2019年4月25日 12時31分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20190425/k10011896051000.html

東京 江東区のマンションに押し入り、家に現金がいくらあるか尋ねる「アポ電」を受けた80歳の女性を死亡させた罪で起訴された3人が、
事件の前に長野県内のブランドショップに侵入し、腕時計などおよそ230万円分を盗んでいたとして再逮捕されました。

再逮捕されたのは、いずれも住所不定、無職の須江拓貴容疑者(22)、小松園竜飛容疑者(27)、酒井佑太容疑者(22)で、ことし2月28日、
東京 江東区のマンションで80歳の女性の口や手足を縛り死亡させたとして、強盗致死などの罪に問われています。

その後の調べで、事件の12時間前に長野県佐久市のブランドショップに侵入し、腕時計や財布など、およそ230万円分を盗んだ疑いなどが持たれています。

また、須江容疑者から盗んだ腕時計などの売却を依頼され、東京 新宿区の質店で売却したとして、22歳の男も逮捕されました。

調べに対し、いずれも「知らない」などと容疑を否認しているということです。

都内では、ことし1月と2月に渋谷区の初台と笹塚で「アポ電」のあとに押し入る強盗事件が相次ぎ、
警視庁は、防犯カメラの映像などからこのうち笹塚の事件には須江容疑者と小松園容疑者が関与しているとみて調べています。

◆被害に遭った店の近くの人「怖いし驚いている」
ことし2月28日の夜明け前に店のガラスが割られ時計などが盗まれた長野県佐久市内のブランドショップには木の板で出入り口がふさがれていました。

近くで商店を営む男性は「たくさんの警察官が集まっているのを見た。
警察官が『向かいの店に盗みが入ったから気をつけるように』と話していたが、今回のアポ電強盗と関連があるならば怖いし驚いている」と話していました。