0001次郎丸 ★
2019/04/25(木) 15:43:44.79ID:4rOaQ/fq904月25日 15時24分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20190425/5030003790.html
船員がかじをとらなくても、ほかの船や障害物を避けながら自動で目的地まで向かう旅客船が長崎県西海市にある造船会社によって国内で初めて建造され、船員の人手不足の解消に役立つのではないかと期待されています。
自動で航行できる旅客船を建造したのは、西海市にある造船会社「大島造船所」です。
会社では自動航行船の実用化を目指す国の実証事業の一環として、三菱重工のグループ会社と協力し船を建造しました。
25日は船の進水作業が西海市の造船所で行われ、全長35メートル、総トン数290トン、定員およそ50人の船が大型クレーンでつり上げられ、ドックの中から海面に移されました。
船には、航路を入力するとほかの船や障害物を避けながら自動で目的地まで向かうシステムが搭載されています。
船員はかじをとらずに見張りに集中できることから安全性が高まるうえ、船員不足の解消にも役立つとされています。
また船はバッテリーで動くため二酸化炭素を排出せず、環境への配慮や騒音や振動が抑えられることも期待されています。
国土交通省によりますと、自動航行ができる旅客船が建造されるのは国内では初めてだということです。
会社では、今後海上での試験運航を行ったあと、ことし6月に離島にある造船所を訪れる客を送迎する旅客船として就航させることにしています。
船を建造した大島造船所最先端技術開発・工場知能化推進部の堀龍明顧問は「自動運転に関しては、省力化や安全性が向上することから今後こういう船は増えてくると思う。経験のない取り組みで、試験運航ではどういう問題が起きるか分からないが、なんとかクリアしていきたい」と話していました。