AI=人工知能を研究するため九州大学に派遣されていた理化学研究所のフランス人研究員が、研究室のパソコンに塩水をかけてデータを壊すなどしたとして、25日夜、警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、理化学研究所の研究員で、九州大学に派遣されていたフランス人のイスマイル・アニッセ容疑者(33)で、先月31日、九州大学伊都キャンパスの研究室で、7台のパソコンに塩水をかけてデータを壊し、研究室の業務を妨害するなどしたとして、電子計算機損壊等業務妨害と器物損壊の疑いが持たれています。
研究室の関係者が、パソコンなどが壊されているのに気づき、警察に通報したということで、警察によりますと、IDカードによる入室記録や防犯カメラの映像などからこの研究員を割り出し、25日夜、逮捕したということです。
この研究員は去年5月から九州大学に派遣され、AIの研究に参加していて、調べに対し容疑を認めたうえで、「去年秋に別の研究員ともめたときに教授が自分を守ってくれなかった。その仕返しのためにやった」と供述しているということです。

04月26日 01時13分
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20190426/0004261.html