https://s.kabutan.jp/news/n201904270015/

海外投資家が3週合計で約1兆3000億円買い越す一手買いで上昇相場を牽引

 東証が25日に発表した4月第3週(15日〜19日)の投資部門別売買動向によると、日米貿易協議の無難通過で買い安心感が広がり日経平均株価が前週末比330円(1.51%)高の2万2200円と3週続伸し2万2000円台を回復したこの週は、海外投資家が3週連続で買い越した。買越額は5534億円と前週の1214億円から急拡大した。3週間合計の買越額は1兆2976億円に上る。海外投資家は先物の投資部門別売買動向でも日経平均先物とTOPIX先物の合計で3週連続で買い越し、買越額は2244億円と321億円から大幅に増えた。現物と先物の合算では7778億円の買い越しとなった。

 一方、個人投資家は3週連続で売り越し、売越額は3117億円と前週の45億円から大きく膨らんだ。証券会社の自己売買部門も3週連続で売り越し、売越額は1305億円だった。

日経平均が3週続伸し2万2000円台を回復する中、海外投資家が3週連続で買い越し、3週合計の買越額が約1兆3000億円とほぼ一手買いで上昇相場を牽引した。