本州と四国を結ぶ架橋の一つで、大半の橋の上を自転車で渡れることでも人気の瀬戸内しまなみ海道(広島県尾道市―愛媛県今治市、全長59.4キロ)は1日、開通から20年を迎える。

しまなみ海道は自動車専用道路で、三つの本州四国連絡橋のうち、1988年開通の瀬戸大橋、98年開通の明石海峡大橋に続き、99年に開通した。
建設費は7300億円で七つの橋からなる。
島しょ部と陸地部をつなぐ「夢の架け橋」として、開通以来、2億台を超える車が通行し、生活や観光に貢献している。

73年の着工予定だったが、同年のオイルショックにより2年遅れで着工され、79年5月の大三島橋を皮切りに順次開通した。
99年5月に来島海峡大橋など3橋が開通し愛媛、広島両県がつながった。

今治市によると、開通で観光客は増え、ここ数年は約280万人前後で推移している。
三つの本四連絡橋で唯一、橋の部分に自転車歩行者道が併設され、自転車通行が可能(来年3月まで無料)。
国内外から多くの愛好家も集う。レンタル自転車の利用も多く、99年度の貸し出し当初と比べて、一時低迷した時期はあったが、昨年度は2倍近くの約13万台が利用されている。

また、救急搬送にも貢献。
尾道市の生口島と今治市の島しょ部では、年間1000件以上の救急搬送が発生。
今治市の伯方地区から市中心部への搬送は、開通前には消防艇で約1時間かかったが、開通後は救急車で約20分に短縮されるなど、患者の負担が軽減されている。

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4/30(火) 19:40配信

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