覚醒剤およそ5キロ、末端の密売価格でおよそ3億円相当をマレーシアから福岡空港に密輸したとして、マレーシア人の男女2人が逮捕されました。
警察の調べに対し、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、いずれもマレーシア人で、自営業のチュウユンハン容疑者(22)と無職のレンソクイェー容疑者(22)の2人です。
警察や税関の調べによりますと、2人は先月17日、マレーシアからの航空機で福岡空港に到着した際、覚醒剤およそ5キロ、末端の密売価格でおよそ3億円相当を密輸したとして、覚醒剤取締法違反などの疑いが持たれています。
空港での検査で、2人が持っていたリュックやショルダーバックの内張りの中に、覚醒剤が隠されているのを税関の職員が見つけたということです。
警察によりますと、マレーシア国内でリュックなどを渡され、日本に持っていくよう指示されたということで、調べに対し、2人は「持ってきてはいけないものとは思っていたが、覚醒剤とは知らなかった。報酬目的だった」などと供述し、容疑を否認しているということです。
福岡空港で押収された覚醒剤の量としては、過去10年間で2番目に多いということで、警察と税関は、背後に密輸や密売組織が関わっているとみて捜査しています。

https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20190507/0004334.html