薬用植物栽培研究で企業と協定

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20190509/5080002903.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

漢方薬の原料になる薬用植物の栽培を進めている佐賀県玄海町は、
栽培する植物の品質を向上させようと、三重県のバイオ企業と連携協定を結びました。

玄海町は8年前、薬用植物の研究所や薬草園を整備し、漢方薬に広く使われる
カンゾウなどの栽培を行っていますが、有効成分の含有率が基準に達していないなどの
課題を抱えています。

このため三重県四日市市のバイオ企業と連携し、薬用植物の品質の向上を目指すことにしました。
9日は町役場で協定書の締結式が行われ、玄海町の脇山伸太郎町長が
「カンゾウは日本に自生していない植物で、農家が栽培できるだけの品質がまだ得られていない。
企業の力を借りて栽培技術を確立したい」と期待を述べました。


連携協定に基づいて玄海町は、バイオ企業から植物が活性化するとされる液剤を無償で提供してもらい、
薬草園で栽培している薬用植物に使って企業と共同で実証実験を行います。
液剤を使った栽培技術が確立すれば、町内の農家にカンゾウなどを栽培してもらい、
農家の所得向上につなげたいということです。

バイオ企業の川瀬善業社長は
「町と連携することで薬用植物に対する液剤の効果をデータとして得ることができる。
農家の利益が増え町が発展することに役立ちたい」と話しています。

05/09 17:39