5/10(金) 11:46配信
Web東奥

 青森県東通村の尻屋埼灯台が、上から下まで工事用の足場でびっしりと覆われ、普段とは違った姿を見せている。同灯台を管理する八戸海上保安部によると、現在外壁の塗装や扉の補修などの「化粧直し」を行っている。大規模改修は約20年ぶり。

 同灯台は高さ33メートル。従来、沖合からの灯台の見た目は白色だが、工事期間中は足場のため灰白色に見えるという。

 工事を受注している山内土木(むつ市)によると、足場は4月中旬から大型連休前にかけて組んだ。工事が順調に進めば上部から少しずつ足場を解体し、6月中に撤去を終える見込み。公益社団法人燈光会が昨年度から始めた内部公開は、工事期間中休止する。工事終了後、7月の公開再開を予定している。

 第2管区海上保安本部交通部は「歴史的、文化的に価値ある灯台を後世まで維持し、美しさを受け継いでいければ。一般公開再開後は、きれいになった灯台をぜひ見に来てほしい」とコメントしている。

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