サウジアラビアとUAEアラブ首長国連邦のメディアの否定にもかかわらず、サウジアラビアのファテフ・エネルギー大臣が、12日日曜にUAEフジャイラ港湾で攻撃されたタンカーのうち、2隻がサウジ船籍であったことを認めました。

レバノンのアルマヤーディンテレビが13日月曜、報じたところによりますと、ファテフ・エネルギー相は「これらの攻撃による人的被害や燃料漏れなどの被害はなかった」としています。


UAE外務省は12日日曜、同国の領海近くで4隻の船舶が攻撃されたことを明らかにしました。

一部のメディアは同日、フジャイラ港湾内で爆発が発生したと報じていました。

この爆発を受け、アメリカおよびフランスの航空機がフジャイラ港湾の上空を飛行しています。

複数のニュース報道では、今回の事件で7〜10隻のタンカーが炎上したと報じられていました。

これ以前に、UAEの政府関係者はフジャイラ港湾でのタンカー爆発・事故に関する報道を一切否定していました。

一部の有識者は、原油価格への影響を懸念したUAEの政府関係者がフジャイラ港湾での爆発関連の報道を検閲し、事件を一切否定していたものと見ています。

こうした中、イラン外務省のムーサヴィー報道官は13日月曜、この事件が航行の安全に悪影響を及ぼすことに触れ、地域の安全や安定をかく乱しようとする一部勢力の陰謀を強く警告、地域諸国に対し外的因子によるあらゆる挑発行為に注意を払うよう呼びかけました。

また、この事件を遺憾なものだとし、この事件の真相解明を求めました。



PARS TODAY 2019年05月13日16時39分
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i53167