米カジノ大手が大阪IR参入を表明

 米統合型リゾート(IR)大手、MGMリゾーツ・インターナショナル日本法人の
エド・バワーズ最高経営責任者(CEO)は13日、大阪府・市が募集するカジノを
含むIRの事業コンセプトを提出する意向を表明した。バワーズCEOは
「心躍る、強いものを出したい」と述べた。

 IRの2024年開業を目指し、大阪府・市は今年4月から、事業者から事業概要
(コンセプト)を募っている。今秋を見込む正式な公募に先立ちコンセプトを
募集し、準備を急ぐ狙いがある。大阪進出を目指すMGMはこの日、市民に理解を
得ようと写真や動画でIRについて紹介する展示会を開催。バワーズCEOが応募も
明言した。

 MGMを巡っては、オリックスが昨年末に覚書を結び、出資を検討していることを
3月に発表。バワーズCEOはオリックスについて「IRをすごく研究・調査し、
IRを作る情熱がある」と述べた。予定地の人工島・夢洲(ゆめしま)への
地下鉄延伸費の一部約202億円の負担を求める募集の条件についても
「喜んで負担する」と応じた。


毎日新聞【釣田祐喜】(2019年5月13日 19時06分、最終更新 5月13日 20時16分)
https://mainichi.jp/articles/20190513/k00/00m/020/158000c