五輪に向け羽田空港駅でテロ対策訓練 外国語で誘導
2019年5月15日 14時59分

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来年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、羽田空港に乗り入れている鉄道の駅でテロ対策訓練が行われ、海外からの旅行者を外国語で避難・誘導する方法を確認しました。

羽田空港の国際線ターミナルに直結する2つの鉄道の駅で行われた訓練には、鉄道会社の社員や警察官など250人が参加しました。

それぞれの駅に爆発物が仕掛けられたという想定で、このうち東京モノレールの駅では、ホームで爆発物が発見されると、駅の係員が日本語だけでなく英語や中国語、韓国語で避難を呼びかけました。

それぞれの言語で「係員についてきてください」と書かれたプラカードを使って乗客役の参加者を誘導したほか、改札口前のディスプレイには入場を制限していることを表示しました。

政府は東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、羽田空港の日中の国際線の発着回数を現在の1.7倍に増やす計画で、外国人旅行者のさらなる増加が見込まれています。

東京モノレールの長谷川修常務取締役は「航空需要が増えている中、テロ対策は喫緊の課題であり、関係者が即時に連携を取れるよう訓練を行っていきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190515/k10011916741000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001