【ロサンゼルス共同】米サンフランシスコ市議会は14日、警察や行政当局による監視カメラなどの顔認証技術の利用を禁止する条例案を賛成多数で可決した。市民のプライバシーや人権を守るのが狙い。来週予定される採択で正式に可決が決まる。施行されれば顔認証技術を禁じる米国で初めての都市になる。

条例案の推進派は採決前「(技術が)悪用される可能性から市民を守る措置を講じる義務がある」と強調。反対派は犯罪捜査を妨げると主張していた。市議会は賛成8、反対1で可決した。

条例案は健全な民主主義の下では顔認証技術は不必要と指摘。連邦政府が管理する空港や港では適用されないという。

共同通信
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