>>431
佐藤は「ストレスに弱くて、すぐにお腹を下す設定にしてもらった」と話すまえ、
「少し優柔不断な、どこかクジ運の悪さみたいなものを感じながらも
最終的にはこの国の形を考える総理、自分にとっても国にとっても民にとっても、
何が正解かなのかを彼の中で導き出せるような総理にしたいと思ったんです」とも語っていた。

つまり、他国の武装集団に上陸され、自衛隊を武力出動させるかどうかという
戦後初の重大な選択を迫られる総理大臣の責任の大きさや
逡巡を表現しようとして考え出された設定であり役づくりだったのだ。