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トランプ米大統領、「能力ベース」の移民制度案を発表
2019/05/17

アメリカのドナルド・トランプ大統領は16日、学歴や英語力の高い若者を優先する新たな移民制度案を明らかにした。

ホワイトハウスでの発表でトランプ大統領は、国内に家族がいる移民希望者を優先する現行システムからの移行を提案した。また、国境警備を強化し、難民申請者への対応を厳格化するとしている。

野党・民主党幹部は、この提案は「使い物にならない」と一蹴している。

特に、幼少期に保護者と不法入国し、法的には滞在許可を得ていない「ドリーマー」と呼ばれる人たちに永住権を与えられなくなるのは問題だと指摘した。

「能力と技術を持って来るべき」

トランプ大統領は発表で、アメリカの移民制度を「現代世界がうらやむもの」にしたいと説明した。
「アメリカのために開かれた門を作り維持するが、その門を通る移民の大部分は、能力と技術を持ってくるべきだ」
「移民制度で一番大きく変わるのは、能力の高い移民の割合を12%から57%に引き上げ、さらに高くしていくことだ」

また、移民は今後「英語を学び、申請の前に試験を受けてもらうことになる」と話した。
現行の難民申請プロセスについては「我々の国には、他国で政府からの迫害を逃れた人たちを保護してきた誇り高い歴史がある」とした上で、「残念ながら、合法の難民申請者は下らない要求を突きつける人たちにとって代わってしまった」と批判した。
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