2019年5月19日 12時56分LGBT

職場でのセクハラやパワハラのほか、性的マイノリティーの人へのハラスメントなどの相談に弁護士が無料で応じる電話相談会が都内で開かれています。

この電話相談会は日本労働弁護団が開いたもので、東京 千代田区の事務所では7人の弁護士が次々と寄せられる相談に無料で応じています。

このうち、LGBTと呼ばれる性的マイノリティーの人からは「女性として働いてきたが、心と体の性が一致しないトランスジェンダーであるとカミングアウトして、上司に男性として働かせてほしいと話したら、扱いが難しいと退職を迫られた」といった相談が寄せられていました。

ほかにも、職場の上司からのセクハラや、取引先から理不尽な要求をされるハラスメントなどの相談も寄せられていて、弁護士は、起きたことを記録しておくことや相談できる窓口などをアドバイスしていました。

日本労働弁護団の棗一郎幹事長は「職場におけるLGBTの方への対応は特に遅れていて、差別やハラスメントが後を絶たない。早急に社会全体で対応する必要がある」と話しています。

電話相談会は19日午後5時まで開かれていて、電話番号は(ソースでご確認ください)です。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190519/k10011921421000.html