バーガーキング大量閉店も「撤退の予定ありません」 新たな20店舗はどこに?
5/20(月) 14:30配信

米大手ハンバーガーチェーンのバーガーキングが日本国内の店舗99店舗のうち、
約2割にあたる22店舗を5月中に閉店する。インターネット上では「マジか」などと惜しむ声が上がっているが、
取材すると意外な事実が判明した。

バーガーキングの国内マーケティングを担うビーケージャパンホールディングス(東京都港区)の
ホームページなどによると、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、岐阜、京都、大阪、兵庫の
9都府県の22店舗を24〜31日に閉鎖するとしている。

ツイッターでは「ウソだろ……バーガーキング……今度から何を楽しみにすれば」
「閉店と聞いて途方にくれています……」など、ファンとみられる人たちからの投稿が相次ぎ、
「閉店すると知って食べ納めに来た」という書き込みも多く見られた。

大量閉店の理由は何か。ビーケージャパンの担当者は「日本国内の戦略の見直し」と説明する。
「7月以降、年内に別の場所に新たに20店舗のオープンを目指しています。
海外で展開する店舗に合わせ、内装にグラフィックアートを取り入れるなど既存店よりアメリカンな店舗にします。
規模を縮小するわけではなく、日本からの撤退の予定もありません」。
既に7月に東京都や千葉、茨城両県に計4店舗、8月に神奈川、千葉両県に1店舗ずつ、
9月に埼玉県に1店舗の出店が決まっているという。

バーガーキングは2001年に業績不振で日本から一時撤退したが、日本のロッテなどが
「バーガーキング・ジャパン」を設立し、07年に再進出した。
10年に韓国ロッテリアが買収して子会社化し、17年に香港の投資ファンド
「アフィニティ・エクイティ・パートナーズ」に運営権を譲渡した。【牧野宏美】

5/20(月) 14:30配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190520-00000035-mai-bus_all