13.わざわざ肉や乳製品の代替品を食べるってことは、本当はやっぱ動物製品が食べたいんだろ?

・そういうものもいるし、そうでないものもいる。いずれにしてもそれは何も問題ではない。ビーガンになっても肉や乳製品が食べたい気持ちが消えない人もいるだろう。
多くのものは生まれたときから長い間その味に慣れている。しかし、その人は味覚の欲求は他者への危害を正当化しないと理解してビーガンになったのであり、味覚の嗜好はその選択の正当性をなんら無効にするものではない。

14.我々が食べなければ、そもそも家畜は存在/存続することができないのでは?

・ある生物種の保護を目的とする場合、その種に属する動物を搾取の対象としなければならない、という理由はない。他にいくらでも人道的な保護の方法がある。

15.ビーガンも生活の制限を要求することで他者に苦痛をもたらしているのでは?

・まず、ビーガンはノンビーガンが(家畜などに対して)行っているように、他者から強制的に自由を奪っているわけではないことは改めて確認しておこう。
あなたが必ずしも必要でない余剰の快楽を得る自由は、不要な危害を受けない自由より優先されない。
つまり、レイプ犯の快楽のために、レイプ被害者の基本的な自由を無視してよいということにはならない。