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2019年5月20日 / 12:40 / 3時間前更新
カタール、アラブ緊急首脳会議に招待されず
Reuters Staff
[ドバイ 20日 ロイター] - カタール外務省高官は20日、サウジアラビアが開催を提案したアラブ諸国の緊急首脳会議に招待されていないことを明らかにした。サウジのサルマン国王は18日、同国の石油施設や原油タンカーが攻撃を受けた事件の影響を協議するため、今月30日にメッカで2回の緊急会議を開くことを呼びかけた。

サウジ、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、エジプトは、2017年6月にカタールとの断交を発表。カタールがテロを支援し、イラン寄りであることを理由に挙げたが、カタールは否定している。

カタール外務省高官がツイッターで明らかにしたところによると、同国のスルタン・ビン・サアド・アル・ムライヒー外務担当国務相は「カタールは依然として近隣諸国から孤立しており、2回の首脳会議の招待を受けていない」と述べた。

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サウジ外務省のコメントはとれていない。

サウジは、ドローン(無人機)による石油施設の攻撃を命じたのはイランであると非難。中東地域での戦争勃発は望まないが、力強く対応する用意があるとしている。

イランは、サウジの石油施設や原油タンカーへの攻撃を否定している。

UAEは19日、現在のような「重要な局面」では「アラブと湾岸諸国のスタンスを統一する」必要があると表明した。