21日発表されたことし春の叙勲などの受章候補者の国への申請が間に合わなかった問題で沖縄県は記者会見を開き、業務が多忙で申請書類を作成できなかったことが原因だとして、謝罪しました。

叙勲の受章者は、各都道府県がこれまでの実績などを踏まえて、ふさわしい候補者を選んで国に申請し、その後、閣議などを経て決まります。

ことし春の叙勲について、沖縄県は20日夜、芸術文化の振興や文化財の保護などに貢献した分野の候補者1人の申請手続きにミスがあり、申請が間に合わなかったと発表しました。

また、ことし秋の叙勲の候補者1人についても「提出期限をすぎている」として国への申請が受け付けられなかったということです。

21日、県文化観光スポーツ部の新垣健一部長らが、記者会見し、「文化芸術の振興に長年ご尽力されてきた文化関係者の受章機会の喪失を招いたことを重く受け止め、深くおわび申し上げる」という玉城知事のコメントを発表して、謝罪しました。

いずれも担当者の業務が多忙だったため申請書類を作成できなかったことが理由だということで、今後は業務スケジュールの共有などを徹底し、再発防止を図るとしています。

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