>>139
でその年の12月にネトウヨの大好きなグリーンピースが「捕鯨母船の新造は白紙に」とキャンペーンを張るというわけなんだな。w



2007.12.11
国際的に非難が高まる中、捕鯨母船の新造に数百億円?(グリーンピース・ジャパン)
http://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834578/a45a4a2a1aabdt7afa1aaja7dfldbja4c0a1aa_1/22630.html

捕鯨の現実と税金の無駄遣い
水産庁の所管公益法人である(財)日本鯨類研究所は、補助金約5億円を水産庁から受け“調査”という名目での鯨肉を販売しその運営資金としている。
現在、調査名目で捕獲が計画されている総数は年間1400頭を超える。
水産庁は、この“調査捕鯨”は国際的に認められた権利であるとしているが、
その捕獲数から、捕獲調査を逸脱した商的行為だと当初から国際的な批判を受けてきただけでなく、
捕獲対象種が年々増加するにつれて、批判の声は高まってきている。
国際的な批判を無視し、捕鯨を強行する姿勢もやりすぎとの声が高いが、相次いで捕鯨船3隻を建造してきただけでなく、
さらに数百億円を投じて捕鯨母船を新造するという可能性が指摘されている。
この建造資金に税金が使われる可能性も高いが、日本国民の生活向上にはまったく関係なく、
国際関係を悪化させ、野生生物保護への取り組みを遅らせるだけと言える捕鯨にここまでの補助金が投入されることは一般的に理解を得られない。

数百億円をかけての捕鯨母船新造計画
捕鯨母船とは、南極などの遠洋で捕獲されたクジラを船上で販売用に解体・箱詰め・冷凍する船で、見かけは巨大なタンカーのような船である。
現在の捕鯨母船である日新丸は、1998年、2007年と2度火災を起こし、2007年夏には作業中の乗組員が機材に挟まれ死亡するなど、過去10年間で3名の死者を出していること、
そして捕獲するクジラの数が増えるにあたって船が小さすぎるなどのため、同船の新造計画が報道されている。
詳しい情報はないが、捕獲計画の規模と現行の母船・日新丸(8044トン)の冷凍倉庫の推定容量から考えて、新母船は日新丸の2〜3倍の大きさとなるはずで、
最新の特殊設備を整えるタンカーと考えればその新造コストは少なくとも数百億円になることが予想される。
また大型の捕鯨船を所有する企業は、日本にはすでに共同船舶株式会社1社しかなく、この企業が捕鯨業を独占することになる。

新造計画の問題点とそこで明らかになる矛盾
日本は現在、“調査”目的で捕鯨を行っていることになっている。
しかし国際的にはすでに“調査”を逸脱していることが明らかで、禁止されている捕鯨を行うのみならず、得られた鯨肉を“調査副産物”として販売しているとして非難が集中している。
今回、捕鯨母船の新造を行なえば、客観的で科学的な調査よりも、その借金返済と減価償却のための鯨肉販売用に鯨を捕獲することが優先されることになり、
「偽調査捕鯨」がさらに顕著になることになる。
また、新造によって今後数十年に亘って捕鯨を行っていくとの姿勢を示すことになり、国際的な摩擦が生じ海洋生態系保護への取り組みが遅れる。