「後継捕鯨船 下関で」建造要請

今年7月から商業捕鯨が再開されるのを前に、クジラを取り扱う業者が今も多く残る下関市の市長らが農林水産省を訪れ、老朽化が進んでいる捕鯨船団の「母船」を下関市で新たに建造することなどを求めました。

下関市はクジラの肉を取り扱う業者が今も多く残り、7月からの商業捕鯨の再開後は沖合で操業する捕鯨船の基地として位置づけられる見通しです。
23日は下関市の前田市長や山口県の村岡知事が農林水産省を訪れ、濱村政務官に新たな捕鯨船を下関市で建造することなどを求める要望書を手渡しました。
今の捕鯨船団の母船「日新丸」は建造から30年余りがたち、老朽化が進んでいて、要望書では代わりとなる新たな捕鯨船が地元で建造されるよう国からの支援を求めています。
前田市長は「クジラの肉の加工や流通など、さまざまな分野で受け入れ体制を整えているので支援をお願いしたい」と話していました。
これに対し、濱村政務官は「下関市にはこれまでも調査捕鯨船を受け入れてきてもらったので、農林水産省としても全力を挙げていきたい」と述べました。
面会のあと、前田市長は「下関で新たな捕鯨船を建造するにはサイズなどの条件が出てくるがなんとか環境が整ってほしい」と述べました。

※ソースに動画あります
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190523/4060002729.html
05月23日 20時12分  NHK