https://mainichi.jp/articles/20190525/ddl/k36/040/449000c

在特会業務妨害訴訟
ヘイト犯罪と闘った2394日 賠償勝訴、原告・冨田さんが手記 「記憶、風化させたくない」 /徳島
毎日新聞 2019年5月25日 地方版

 「ヘイトスピーチに沈黙することなく闘った記憶を風化させたくない」。差別的な暴言を吐いた在日特権を許さない市民の会(在特会)の会員らに損害賠償を求めた訴訟の原告だった冨田真由美さん(67)=徳島市=が、手記を書き上げ出版した。「あきらめない。 ヘイトクライムとたたかった2394日」(アジェンダ・プロジェクト)で、事件発生から約6年半に及んだ法廷闘争の日々を振り返った。

 「朝鮮の犬!」「売国奴!」。2010年4月、徳島市の徳島県教職員組合の事務所に在特会会員十数人が乱…

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