https://www.afpbb.com/articles/-/3226615?act=all

児童ポルノ生配信、支払いは仮想通貨 東南アジアに広がるサイバー小児性犯罪
2019年5月27日 15:27 
発信地:バンコク/タイ [ タイ フィリピン ベトナム カンボジア アジア・オセアニア ]

【5月27日 AFP】新たな手口の小児性犯罪が東南アジアで拡大している。小児性愛者らは、ライブ配信サイトやウェブカメラで提供される虐待を視聴し、支払いはほぼ追跡不可能な仮想通貨で行っていると、被害者団体や児童保護団体が警鐘を鳴らしている。

 貧困のまん延や緩い規制、抜け穴だらけの法制度によって、タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、フィリピンは、未成年者との性交渉を求める外国や地元の小児性愛者が集う地となってきた。

 取り締まり強化や認識の高まりにより東南アジアを避けるようになった小児性愛者もいるが、ブロードバンドの普及や仮想通貨など技術の発達とともにこの地域における児童虐待の手口が変化し始めている。

 小児性愛者らは現在、ソーシャルネットワークや動画共有サイト、利用者の追跡が難しいいわゆる「ダークウェブ」など数々のツールを使って、子どもへのレイプや性的虐待を匿名で視聴できるようになった他、これらの運営自体も匿名で行うことが可能になったと専門家らは警告する。

 タイを拠点とする国際児童保護NGO「テールデゾム(Terre des Hommes)」のフランソワグザビエ・スーシェ(François Xavier Souchet)氏は、「小児性愛者らは閉鎖の可能性が低い大規模なフラットフォームでレイプ動画を見ている」と指摘する。「ライブ配信なので記録されることはなく、すべてが暗号化されている。取引の安全性をできる限り高めるため、支払いにはビットコイン(Bitcoin)を使っている」

■「死にたい、死にたい」
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