https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190528/k10011932741000.html

参議院議員の歳費自主返納法案 与党側が提出
2019年5月28日 18時34分

参議院議員の歳費削減に向けて、与党側は歳費の一部を自主返納できるようにする法案を新たに提出し、審議入りを目指して野党側と引き続き協議することになりました。

夏の参議院選挙から定数が増えることを受けて、与党側は参議院議員の歳費を削減する法案を提出しましたが、野党側の理解が得られなかったため取り下げ、歳費の一部を自主返納できるようにする法案を28日、新たに提出しました。

法案では選挙後3年間は参議院議員が歳費の一部を国庫に返納できるよう、返納しても公職選挙法で禁止されている寄付にはあたらないこととし、自主返納額は参議院の経費節減のため月7万7000円を目安とするとしています。

このあと、与党側は参議院議院運営委員会の理事会で29日、法案の審議に入りたいと提案したのに対し、立憲民主党は対案の提出を待って判断するよう求めました。

そして、29日は日本維新の会などが提出した国会議員の歳費を2割削減する法案の審議を行うことを決め、与党側の法案については引き続き協議することになりました。

自民党の岡田参議院幹事長代行は記者会見で「野党側に、賛否はさておき、できるだけ審議に協力してもらえるよう努力を続けていきたい」と述べました。