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2019/05/29(水) 09:14:52.53ID:M1MhN+Qw9国重要文化財に指定されている群馬県のれんが造りのトンネル「碓氷第17隧道(ずいどう)」
(安中市)の内壁2カ所に、塗料で落書きをされていることが28日、分かった。
市は27日に群馬県警安中署へ被害届を提出し、同署は文化財保護法違反の疑いで捜査。
一帯の鉄道遺産は多くの観光客が訪れる人気スポットだけに、関係者からは憤りの声が上がった。
◎2月にはレール切断の窃盗未遂事件も
管理する市文化財保護課によると、落書きはトンネル東側の入り口付近壁面の両側。
ピンクや水色の塗料で、人の顔やアルファベット(高さ約1.5〜2メートル)のようなものが描かれていた。
トンネルは碓氷峠の国道18号から20メートルほどに位置し、22日に通り掛かった人が発見して市に連絡した。
18日時点で落書きは見られなかったため、19〜22日のいずれかに被害に遭ったとみられる。
内部への立ち入りは禁止されており、入り口には侵入できないよう丸太が並んでいる。
市は今後、文化庁の助言を受けながら、消す方法を探る。
碓氷第17隧道は、1893(明治26)年に開通した旧国鉄信越線の横川―軽井沢間のアプト式路線(1963年廃止)で
使用されたトンネルの一つ。昨年8月には国重文の「旧碓氷峠鉄道施設」として追加指定された。
国重文指定へ運動を続けてきたNPO法人碓氷峠歴史文化遺産研究会の萩原豊彦理事長(66)は
「地域の財産が被害に遭い、非常に悲しい思い。トンネルは貴重な文化財であり、落書きはいたずらの
域を超えている」と憤った。
茂木英子市長は「大変残念なことであり、今後防止策を検討したい」とコメントした。
碓氷峠では今年2月に、97年に廃線となった旧JR信越線の線路のレールが切断される被害が確認され、
同署が窃盗未遂容疑で捜査している。
落書きが見つかった第17隧道の入り口=28日午後1時半ごろ、安中市
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トンネル内で見つかった人の顔やアルファベットの落書き
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