西アフリカ・ギニアの野生のチンパンジーが、小型のカニを日常的に食べていることが分かったと、京都大の松沢哲郎特別教授(比較認知科学)らの国際チームが29日、国際学術誌電子版に発表した。
チームによると、霊長類でのカニの採食は、水辺にすむカニクイザルなどで知られていたが、ヒトに最も近縁のチンパンジーやゴリラなどの類人猿で確認されたのは初めて。

初期の人類は森林からサバンナ(草原)へ進出した後、魚やカニを食べ始め、深い森で暮らす類人猿は水生動物を食べないとされていた。

共同通信
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