【米中貿易戦争】中国が対米報復関税発動 5140品、LNGや食料
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中国政府は1日、米国からの輸入品600億ドル(約6兆5千億円)分への追加関税率を従来の最大10%から最大25%に引き上げた。液化天然ガス(LNG)や食料品、衣料品など5140品目と広範に及ぶ。米国が中国からの輸入品2千億ドル分に対する追加関税率を引き上げたことに対する報復措置で、応酬激化による両国経済への悪影響は必至だ。
中国政府によると、25%の追加関税が課されるのがLNGなど2493品目、20%が1078品目などとなっている。
トランプ米政権は制裁関税のほか、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する部品の禁輸措置を取るなど締め付けを強めている。
これに対し中国商務省は、製品の供給停止などで中国企業の利益を損ねる「信用がおけない」外国企業をリスト化し、けん制する方針を打ち出した。
産経新聞 2019.6.1 08:37
https://www.sankei.com/economy/news/190601/ecn1906010014-n1.html これからアメリカ国内への影響が本格的に出てくるのか
この前テレビで木村太郎が自転車屋さんくらしか困ってないとかほざいてたが >>282 台湾製ジャイアントという巨大メーカーがあるから、困らないかもね 農作物で世界トップの効率がフランスだな
国土はアメリカよりはるかに小さいのに
生産量がすごい、小麦供給も自信があるし
中国とも近いたぶん裏では密約成立だな、だから強気 米も中も信用できない
なら第三の道かと考えた時に重要なのは、なら日本は他所から見て信用できるのか?
てこと >>287 そういう問題以前に、
米ドルでの基軸通貨システムと日米同盟という軍事戦略があるので
そんな第三勢力みたいなのは、夢物語に終わるよ。 >>278
長期に渡って大量のダンピングなんかできる国は支那以外ないわ >>289
アメリカは基軸通貨国のポジションを今後放棄するのは時間の問題でしょ
アメリカが貿易赤字・経常赤字だからこそドルが世界に流通すんのに
貿易赤字はもう嫌だとか言い始めてんだから
つうか基軸通貨国なんてものをやるために自国産業の競争力以上の
「強いドル」を標榜しなければならないのがアメリカの中間層没落の決定的要因になってんだし >>277
基本は米中の間で適当にやりつつ、米中があまり横暴なようならその他で結束して対抗
とか都合のいいこと言ってみる アメリカはドルが一番の輸出品なんだから
それを輸出できなくなったらつむよ >>278
米中が関税かけあってんだから外からのは売りやすいだろ
その分は考慮しないのかな もし数十年以内に太平洋連邦結成なら日本が日本円を捨てて公用語も太平洋英語にするみたいな流れになるかもしれない
どうせ日本円はもたないだろう グローバリズムとは何かというとアメリカ以外からしたら
アメリカの赤字を前提としてアメリカに製品を売ることだわな
そのかわりドルが世界に流通してドルが基軸通貨になり
世界の金融を操れるってのがアメリカの特権
ところがどっこいアメリカが貿易赤字をやめたらどうなる?って話 アメリカは食料の輸出を止めて兵糧攻めにすればいいんじゃない >>302
米「うちにもレアアースあったわ、公共事業で掘るかな」 >>288
キッシンジャーよりむしろ毛沢東でしょ
キッシンジャー語録(米国議会証言)に毛沢東が
先の太平洋戦争で米国の若者の命を懸けて守ろうとしたのは米国の中国の権益では無いのか
その得た権益を日本は今奪おうとしている
(日中国交正常化のことだろう)
それでも良いのか
と言ってるとね アメリカは日本の貿易赤字もやり玉に上げてるのに、日本からアメリカに売りやすくなるはずがない >>296 >アメリカは基軸通貨国のポジションを今後放棄するのは時間の問題でしょ
>アメリカが貿易赤字・経常赤字だからこそドルが世界に流通すんのに
分けわからないこと言ってるな。
基軸通貨国家であるために、そんな条件はない。
例えば米国は双子の赤字など抱えず、最大最強の経済であった時代から、ずっと基軸通貨国だったよ。 >>300
だから当然関税掛けるでしょ中国以外にも
メキシコにはすでに関税を掛けることを決定したし
日本とヨーロッパにも自動車で関税掛けるのも時間の問題でしょ >>310
関税かけたらTPPでも報復関税かけてブロック経済だろ >>296
アメリカみたいな国こそ国民に仕事を与えようなんて思わず、ドルを刷ってそれを与えとけばいいんじゃね?って思う
国民は国からドルをもらって、そのドルで海外から物を買う
他の国は受け取ったドルが実はただの紙切れでしたなんてことになっちゃ困るから価値があると信じて使い続ける
これで世の中上手いこと回るでしょ >>312
生産力と軍事力が通貨の信用につながるのだから
仕事は与えなきゃダメじゃね >>45
ええ…そんなソースしか持たずに投機なんてよくやるわよね!
「俺、賢い!」の人たちかしら? トランプが要る限り貿易戦争は終らない。
貿易戦争とゆうより関税戦争。
貿易に関係ないあらゆることに関税を持ち出してゆう事聞かせる政策。 >>315
お客さんが困ってんだから関税かけられる前にある程度は
いうこときいてあげないと >>315
中国が希少資源止めるぞと言ってたのと変わらない
他国の方がそれに慣れる アメリカはただの暴力的なジャイアンじゃないからなあ
何気に慎重派で陰険で狡猾で辣悪でノッてくるとどこまでも楽しむことに夢中になるチートなお子様だ
中国も似たようなもんだがいかんせん対戦スキルが違いすぎる
でも中国も今度は当事者になれて本望だろw
戦勝国でもないのにそこに居座っていられたのは誰のおかげか改めて教えてもらえばいい >>313
通貨の信用なんて今現在世界中で使われているってだけで充分だろ
ドルが使えなくなったら世界中が困る、これだって一種の信用みたいなもんじゃね? >>13
代替路なんて幾らでもあるしリサイクル技術があるからな。
日本にやって返り討ちにあって大損こいたのを忘れたのか?と。 >>319
信用のない、もちたくない通貨は信用のある通貨と交換されちゃうよ
今あるから、なんて言って信用を失ってくとシェアも失うという >>1
勝てない相手に中華思想のノリで喧嘩してボコボコにされるのが中国の伝統だからなぁ
まぁアメリカも大悪党だし中国も大魔王だけどどっちに付くかってなったら大魔王より大悪党の方がマシだなw アメリカの経済や製造業は、中国やメキシコから入ってくる安い材料や部品を前提にサプライチェーンが組まれ価格設定されている。
それを壊す関税を持ち出すなんて、トランプはアホで無能な働き者なんだと思う。 >>305
大豆の輸出止めたら中国で豚コレラ発生して今北まで汚染中だと
しばらくは小出しでジワジワいたぶる予定なんだろう >>259
変な誘導無しにお金が使われるようになるといいわね! >>324 メキシコについては、早めに現実的な妥協案を出すかもよ
カードを全く同じに操らなくてはならないという理由はない お前らが安倍ちゃんなら
アメリカかコピー大国中国のどちらに付く?
俺ちゃんはもちろんアメリカ合衆国! この流れは良い流れだな
もう妥協という決着は無くなったな 中国共産党崩壊までやる気だな
中国の民主化を煽るチャンネルだな
6月4日が楽しみ 中国製品の輸入が減ればアメリカのインフレが急上昇すると思うが
そこら辺はいいのか?
独裁社会主義の中国はしばらくは持ちこたえるだろうけど
資本主義のアメリカは耐えきれるのか? 日本の貿易相手の1位中国と2位アメリカが貿易戦争って少なからず日本にも影響は
ありそうだな。正し日本の貿易依存度は小さな島国にもかかわらず2017年のデータだと
世界の国々の中で186位と大変に低く日本より下の先進国はアメリカだけ。アメリカも
殆どは貿易に頼らずとも国内でまかなっているんだよな >>124
あれ、レアアースだったっけ?レアメタルだったっけ?
詳しく覚えてないが
中国は制裁課したつもりだったけど、日本は独自技術ですぐに代替品調達して、
中国は結局在庫余りまくり、皆さんお願いだから買ってください!って泣きついてきた話があったね レアアース輸出禁止とか言ってる時点でカードなし。もう手詰まり。 >>335 もとから商売優先だし、私財の不正蓄積が最優先の人達だからね〜 【中国人の反応】中国政府系メディア「アメリカは中国にはレアアースというカードがあることを考えるべきだ!!」
http://chinesestyle.seesaa.net/article/466078081.html 企業はどっちを取るかじゃなくて
どっちにも上手く食い込むところが勝つ 2017年度貿易依存度 日本周辺国とアメリカのランキング
62位韓国67.61%
157位ロシア37.51%(大国だけど意外に貿易依存度が高い)
171位北朝鮮33.29%(国内で賄っているというよりも制裁で低いと思われる)
174位中国32.33%
186位日本27.37%
200位アメリカ19.25%(流石に大国アメリカ。国内で8割以上賄っている) 順調に日経は下がってるな
まあ、カスウヨには関係無いんだけどなw 日本はボロボロにされたけど中国はどうだろう?
【1960年代〜1980年代、世界中から欧米製品を駆逐し世界を席巻した日本製品。
1980年代末の日本のGDPは、GDPトップ5のドイツ,フランス,英国のGDPの総和を超えていた(1位米国、2位日本。いずれ米国をも追い抜く事が確実視されていた経済超大国日本)。
その世界一金持ち国家の日本が大借金と貧困に喘ぐのは…】
米国の「経済戦争」敵国は「日本」
米国の日本経済破壊戦略その1「プラザ合意」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B6%E5%90%88%E6%84%8F
これで、1985年当時、約240円/ドルが、1年間で、約150円/ドルの超急激な円高が進行。
「東京23区の地価で米国全土が買える」等のバブル発生の裏側では、輸出企業のモノが外国で丸っ切り売れなくなり続々経営破綻。
若しくは、日産のような優良有望企業は外資系に二束三文で買い盗られた。
プラザ合意により日本の輸出企業は見事に壊滅させられた訳だ。
その影響はバブルに酔っていた内需企業にも時間差で波及直撃し、バブル崩壊、内需企業も続々潰れ、日本の銀行も大量の不良債権を抱え込む羽目になった。
日本の膨大な借金が増え始めたのはプラザ合意後からだ。
「日米構造協議」により日本はそれまでの輸出政策を廃止し、逆に輸入政策を実施。
その為の内需拡大(米国の要求により630兆円もの税金でハコモノ等をドンドン造れ)で大借金。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%B1%B3%E6%A7%8B%E9%80%A0%E5%8D%94%E8%AD%B0 米国の日本経済破壊戦略その2「年次改革要望書」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B4%E6%AC%A1%E6%94%B9%E9%9D%A9%E8%A6%81%E6%9C%9B%E6%9B%B8
日本経済の強さは1億総中流にある。「日本の中流階級をぶっ潰せ!」
貧困層が増大すれば国も市場も衰退するからね。
年次改革要望書は「日本の中流階級をぶっ潰す」事に主眼が置かれて作られている。
鳩山内閣時に一時破棄したが、安倍内閣で復活してるんじゃないかな。あの「日本の中流階級をぶっ潰す」年次改革要望書を踏襲した様な政策を実施してるんだよな。
「プラザ合意後、日本が失ったモノ」
1500兆円以上の資産と戦争数回分に相当する日本人自殺者だよ。 コピペに言っても仕方ないが財務省の増税と緊縮に触れてない時点ででたらめもいいとこ トッドが、アメリカ国内の工業部門の衰退を強調したために、サービス部門を軽視した、
脱工業化時代を理解しない古い発想という批判を浴びることになるわけだが、
実は、アメリカは、貿易収支だけでなく、経常収支も慢性的に赤字であり、
サービス産業が貿易収支の赤字を補っているわけではない。
一般的な傾向として、日本、ドイツ、フランスでは、経常収支が黒字で、資本収支が赤字であるのに対して、
アメリカとイギリスでは、経常収支が赤字で、資本収支が黒字である
[International Monetary Fund:International Financial Statistics Yearbook 2004]。
このことは、日独仏が、英米への直接投資や証券投資や資本移転などにより、経常収支の赤字を
ファイナンスしているということである。経常収支が赤字の英米が、イラクで、戦争というサービス産業に力を
入れていることは、偶然ではない。
1990年代の後半のようなバブルが起きると、アメリカ政府が何もしなくても、あるいは、
せいぜい政府要人が「強いドルを望む」と発言しているだけで、日欧から民間ベースで資金が
流入してくる。しかし、バブルが崩壊すると、政府が世界から資金を集めるような公共事業でもしなければ、
経常収支の赤字を支える資本の流入が途絶え、ドルの暴落を惹き起こすことになる。
1991年の湾岸戦争では、この方法はうまくいったが、現在の「テロとの戦い」では、
独仏が協力していないたために、うまくいっていない。2001年のアフガニスタン侵攻以来、
ヨーロッパからアメリカへの純資本流入は大きく減少し、ドルはユーロに対して、下がり続けている。
アメリカ経済は、日本をはじめとするアジアが米国債を買い支えることで、
何とかもっているというのが現状である。
https://www.nagaitoshiya.com/ja/wp-content/uploads/after_the_empire.gif >>227
中国が奪わないってwww
AIIBから金借りて、領土や港湾を奪われた国がいくつもあるのに
なに寝言言ってるんだ? アメリカは世界の平和を望んでいない
フランシス・フクヤマは、主著歴史の終わり[Francis Fukuyama:The End of History and the Last Man] で、
共産主義の崩壊により、民主主義と資本主義が最終的に勝利し、もうこれ以上社会制度が発展することが
なくなるから、歴史は終わったと喝破した。しかし、実際には、冷戦の終わりで始まったのは、
歴史の終わりではなくて、アメリカの終わりではないのかというのがトッドの考えである。
教育的・人口学的・民主主義的安定化の進行によって、世界がアメリカなしで生きられることを
発見しつつあるそのときに、アメリカは世界なしでは生きられないことに気付きつつある。
[エマニュエル トッド:帝国以後―アメリカ・システムの崩壊, p.37]
社会が高学歴化すると、晩婚化と教育費の高騰で、子供の数が減る。少子化は世界的なトレンドである。
高学歴化は、民主主義を可能にし、また、人口増加に伴う資源の奪い合いも減るので、
世界は平和になると予想される。しかし、世界が民主主義化され、平和になって、一番困るのは、
アメリカである。ちょうど、社会からトラブルがなくなると、トラブルを解消するのが仕事である弁護士が
困るように、国際社会が平和で民主主義的になると、世界の平和と民主主義を守ることが仕事である
世界の警察、アメリカが困るのである。
冷戦終結後、アメリカは、新たな敵を作らなければならなかった。オサマ・ビンラディンやサダム・フセインは、
もともとアメリカが育てた人材である。こうした平和の敵であるテロリストや民主主義の敵である独裁者は、
アメリカの軍産複合体にとっては、なくてはならない人材である。アメリカには、国営企業がないので、
デフレ対策の公共事業と言えば、戦争ぐらいしかないのだが、
戦争するには、海外から資金を集めるための大義名分が必要なのである。 >>348 香港マカオの仕返しだね。
でも21世紀的ではないので、中国のやり方は非難されるであろう。
もうかなり言われ始めているし。
中国は経済制裁で金につまってきそうなので
格安でそれらを売り払うしかなくなるかも。 イラク戦争は石油のための戦争か
アメリカが、イラク戦争を行ったのは、石油の安定供給のためだとよく言われる。
しかし、湾岸地方の油田の確保それ自体はアメリカ経済にとって死活問題ではない。
アメリカの貿易赤字に占める石油の割合は、18%程度で、しかも、輸入する石油の大半は、
新大陸からのものである。日本が、国内で消費する石油の9割弱を中東に頼っているのに対して、
アメリカのペルシャ湾岸諸国への石油の依存率は2割弱にすぎない。
”アメリカ合衆国は同盟国の石油供給の安全を保障すると称するが、実のところは、ヨーロッパと日本に
必要なエネルギー資源を統制することによって、この両国に有意的圧力を加える可能性を
保持できると考えているのである。”
[エマニュエル トッド:帝国以後―アメリカ・システムの崩壊, p.196]
ブッシュは、中国、日本、ヨーロッパという、アメリカの経常赤字を作り出す国々の重要な輸入相手である
中東を支配し、原油の販売で経常赤字を削減しようとしたわけだが、この目論見は外れた。
陸軍が無能なので中東を占領できなかった。
第二次世界大戦でアメリカが勝利したのはソ連の陸軍力を味方につけた事と、
日本が本土決戦をせずに空爆だけで降伏してくれたからだ。
それを勘違いしたアメリカは朝鮮で引き分け、ベトナムでは敗北し、中東でも大失敗した。 ソ連=崩壊・・・
日本=ぼろぼろ・・・
中国=分裂・・・
米国=内戦とテロ アメリカの軍事的・経済的な弱体さ
アメリカが軍事的に最強なのは疑いがないが、全世界を相手にするにはむしろ貧弱である。
海軍、空軍の優位は揺らぎ無いが、陸軍は無能であり、すでに第二次世界大戦のヨーロッパ戦線において
弱さが露呈していた[3]。朝鮮戦争では引き分け、ベトナム戦争では敗北している。
アメリカ軍の伝統は物量と軍事技術で圧倒するインディアン戦争であり、湾岸戦争はこれを再現した。
しかしローマ帝国のように帝国的空間を作るのは陸軍による占領であって、
アメリカ軍は帝国を築くには弱すぎるのである。
経済的にはアメリカの弱体は一層明らかである。2001年の貿易収支は、主要な国家全てに対して
赤字を出している。その赤字額は、中国に 830 億ドル、日本に 680 億ドル、EU に 600 億ドル(うちドイツに
290 億ドル、イタリアに 130 億ドル、フランスに 100 億ドル)、メキシコに 300 億ドル、韓国に 130 億ドル、
イスラエルに 45 億ドル、ロシアに 35 億ドル、ウクライナに 5 億ドルである。
しかもこの赤字は石油などの原料ではなく、工業製品の輸入によるものなのである。
アメリカの国内総生産は巨大だが、これは価値が疑わしいサービス産業を含み、
トッドは貿易収支のみを信頼できる指標と見なす。
ローマ帝国を支えていたのは属領からの貢納物であったが、アメリカが帝国であるとすれば、
その属領は日本と西欧である。1998年の在外アメリカ軍は 259871 人であり、そのうち 60053 人がドイツに、
41257 人が日本に駐留している。しかしローマ帝国と異なり、アメリカの軍事力は属領から貢納物を
徴収できるほど強くはない。アメリカを支えているのは
日欧からの 自 発 的 な投資である。
しかしトッドは、エンロン破綻に見られるようにアメリカにおける資産価値を信用せず、
いずれは株価とドルの暴落により崩壊し、日欧の投資家は身ぐるみを剥がされるだろうと予想する。
※トッドの予言後、サブプライムショックが起きる。これでトッドはソ連帝国全盛期にソ連崩壊を予言した時と
同じように予言を的中させた。「帝国以後」は2002年に書かれた。
アメリカ帝国が永遠に世界を支配すると誰もが信じていた時にアメリカ帝国の崩壊を予言した。
それから十数年後、オバマは「アメリカは世界の警察ではない」と宣言し、
トランプは「アメリカ・ファースト」を宣言した。 アメリカにとって中東は直接的に重要な地域ではない。アメリカは決して中東の石油に依存していない。
アメリカが消費する石油の 70% は自国を含む西半球から来る。また、 2000年のアメリカの
貿易赤字 500 億ドルのうち、石油による赤字は 800 億ドルであり、無視はできないが主要部分ではない。
中東の石油に依存しているのはアメリカではなく日欧である。アメリカは石油に限らずどんな製品を
封鎖されても破綻する。従ってトッドは、アメリカが中東の石油に固執するのは自国経済のためではなく、
日欧に対する影響力を確保するためであり、それは逆に日欧の統制権を失いつつあることへの恐怖を
示しているとする。
アングロサクソンは絶対核家族であり、差異主義である。すなわち、人間や諸民族を
それぞれ違っているものと見なす。
トッドが『移民の運命』 (1994年) で指摘したように、アメリカにおいて黒人が白人と結婚する率は異常に低い。
アメリカ黒人女性が白人と結婚する率は、1980年に 1.3%、1990年に 1.6%、1999年に 2.3% である。
現在、子を持つアメリカ黒人女性の半数以上が未婚であることを考慮すると、むしろ低下していると言える。
また、アメリカ黒人の乳児死亡率は、1997年に 14.2‰ であったのが 1999 年には 14.6‰ に悪化している。
1970年代のソビエト連邦の乳児死亡率の悪化により、トッドが『最後の転落』 (1976年) でソ連崩壊を
予測したように、乳児死亡率は社会の中で最も弱い個人の状況を表すものであり、
人口学的に決定的な指標である。アメリカ黒人の乳児死亡率の悪化は、
人種差別の解消についに失敗したことを示している。
アメリカは黒人とインディアンを差別することで白人の平等を実現した。ユダヤ人は白人に分類される。
これによりイスラエルへの過剰な支持とアラブ人に対する敵意が生まれる。
このような差異主義は、同盟国をも不安にさせる。一方的行動によりヨーロッパの面目を潰し、
NATO を成り行き任せにし、また日本を軽蔑して後進的と決めつけているとトッドは言う。 ヨーロッパの独立
アメリカとヨーロッパの利害は対立するようになっている。ヨーロッパは正常な貿易収支内で原料と
エネルギーを輸入し、工業製品や農作物を輸出する。また近隣のロシアと中東は重要な貿易相手である。
中東は人口増大により石油を売らざるを得ず、ヨーロッパと敵対する理由はない。
このため、ヨーロッパにとっては世界が平和であることが利益になる。
アメリカはミリシア(民兵、銃信仰も国家への不信が源泉)に見られるように政府に対する本質的な
不信があるが、西欧諸国では、福祉制度に見られるように、本質的には信頼がある。
このためアメリカ的社会モデルは西欧諸国を不安定にする。とりわけ、アメリカの示す市場原理主義は、
社会の結束が強い直系家族社会であるドイツと日本に衝撃となる。アメリカのマスメディアは両国を
後進的で閉鎖的として改革を要求するが、実際には両国経済が近年不調であるのは
生産性が高すぎるから(だから、安倍の円安輸出重視は正しい)だとトッドは指摘する。
そもそも、ドイツと日本がアメリカのように巨額の貿易赤字を出すことは起こり得ない。
また、ユーロはドルに対抗する国際通貨であり、ドルの基軸通貨としての地位を脅かすものである。
ゲームの終わり
トッドはアメリカの覇権が 2050 年までに解体すると予想するが、それはアメリカが通常の大国になることを
意味し、消えて無くなることを意味しない。また、ヨーロッパ、ロシア、日本のいずれも覇権を
握ることはないと予想する。これをトッドは、チェスでいうステイルメイト(手詰まり)で終わると表現する。
一方、国際連合を有効にするために、二大経済国である日本とドイツを安全保障理事会の常任理事国に
するべきであると述べている。特に唯一の被爆国である日本は根本的に平和主義であり、
またアングロサクソンと大きく異なる経済観を持ち、世界にとって有益であるとする。 >>363 終身身分と自分でトップの地位を定めてしまったので
退陣も引退も無理かな。
終身身分で、その立場を離れるためには・・・・・・・ 「NHK衛星放送で再放送された「未来への提言」で取り上げられていた2002年9月に出版された
エマニュエル・トッドの「帝国以後」。
1976年にその著書「最後の転落」で乳児死亡率の上昇を根拠にソビエト連邦の崩壊を独特の視点で
見事に予言したトッドは、この著書のなかでアメリカ帝国の崩壊を予言している。※2002年にだ!
戦後、あまりにも長く米国の巧みなプロパガンダによって、ある意味洗脳されてしまっている日本人には
理解しにくいことであろう。
”1950年から1990年までの世界の非共産化部分に対するアメリカの覇権は、
ほとんど帝国の名に値するものであった。(…)
共産主義の崩壊は、依存の過程を劇的に加速化することとなった。1990年から2000年の間に、
アメリカの貿易赤字は、1000億ドルから4500億ドルに増加した。その対外勘定の均衡をとるために、
アメリカはそれと同額の外国資本の流入を必要とする。この第三千年紀開幕にあたって、
アメリカ合衆国は自分の生産だけでは生きて行けなくなっていたのである。教育的・人口学的・
民主主義的安定化の進行によって、世界がアメリカなしで生きられることを発見しつつあるその時に、
アメリカは世界なしでは生きられないことに気づきつつある。(p37-38)
どのようにして、どの程度の早さで、ヨーロッパ、日本、その他の投資家たちが身ぐるみ剥がされるかは、
まだ、わからないが、早晩身ぐるみ剥がされることは間違いない。最も考えられるのは、
前代未聞の規模の証券パニックに続いてドル崩壊が起こるという連鎖反応で、
その結果は、アメリカ合衆国の「帝国」としての経済的地位に終止符を打つことになろう。P143 ※サブプラ予言
アメリカ外交の酔っ払いの千鳥足のような行動振りには、一つの論理が隠されている。すなわち現実の
ア メ リ カ は 軍 事 的 小 国 以 外 の も の と 対 決 す る に は 弱 す ぎ る、
ということである。すべての二流の役者たちを挑発すれば、アメリカは少なくとも世界の檜舞台での役割を主張することができる。
経済的に世界に依存しているという事態は、実際、何らかの全世界的なプレゼンスを必要とせざるを得ない。(p185-186) 』 トッドは、冷静な目で経済的に、軍事的に、自由と民主主義などイデオロギー的に、
文化的に、アメリカは帝国としての役割を終えつつあることを見通している。
”今日地球上にのしかかる全世界的均衡を乱す脅威は唯一つ、保護者から略奪者へ変質した
アメリカそのものなのである。己の政治的・軍事的有用性が誰の目にも明らかであることをやめたまさに
その時に、アメリカは全世界が生産する財なしにはやって行けなくなっていることに気がつくのである。P265
二十世紀にはいかなる国も、戦争によって、もしくは軍事力の増強のみによって、国力を増大させることに
成功していない。フランス、ドイツ、日本、ロシアは、このような企みで甚大な損失を蒙った。
アメリカ合衆国は、極めて長い期間にわたって、旧世界の軍事的紛争に巻き込まれることを巧妙に
拒んで来たために、二十世紀の勝利者となったのである。この第一のアメリカ、つまり巧みに振舞った
アメリカという模範に従おうではないか。軍国主義を拒み、自国社会内の経済的・社会的諸問題に
専念することを受け入れることによって、強くなろうではないか。現在のアメリカが「テロリズムとの闘い」の中で
残り少ないエネルギーを使い果たしたいと言うなら、勝手にそうさせておこう。(p279) ”
戦後、半世紀以上にわたって続いたアメリカに対する幻想を捨てるためにも是非、読んでいただきたい本である。
2002年の段階で今日のアメリカの状況を予見していたことは特筆に値するだろう バナナ生産量ランキング
1位インド
2位中国(台湾含む)
3位インドネシア
4位ブラジル
5位エクアドル
6位フィリピン
日本へ入ってくるのは殆どがフィリピン産バナナ。あとは少量が台湾とエクアドル >>314
ウヨ系のまとめサイトを見ている人たちだろう。
韓国崩壊、中国内乱、日本はこんなに凄かった!!とかで溢れているサイト。 『帝国以後と日本の選択』E・トッド(親米派vs反米派の終焉) 2008年03月03日
――フランスではジョージ・ブッシュの人柄のゆえに反米主義が掻き立てられましたが、
それはもっと深い根を持っており、たまたまイラク戦争をきっかけとして、表に現れたのだ、ということなのでしょうか。
私にとっては、反米主義の問題系は完全に過去のものです。私が『帝国以後』を出したとき、ジャーナリストが
発する典型的な質問とは、あなたは反米ですか、フランス人は反米的なのか......,というものでした。
私は自分の本の中ですでに構造的反米主義を揶揄していましたし、間もなく別なものへと移行しつつあるところだという
予感がありました。私の見るところ、反 米 主 義 の問題系とは、根本的に ア メ リ カ 合衆国の実際の 優 位
という状況に結びついたものです。
アメリカ合衆国の衰退が客観的であり、現実のものであり、だれの目にもとれる状況に該当する時事的の概念とは、
「ポスト・アメリカ主義」であると考えます。
――つまりアメリカは参照基準であることをやめた、ということですか。
われわれはついに一極集中することのない状況にあるということです。以前はヨーロッパにとってアメリカとは、
自分が何者かを決定する際に参照しなければならない未来でした。受け入れるか、撥ねつけるか、
それは「賛成」か「反対」か、いずれにせよ、それは未来を決める参照基準だったのです。
ところが今では現実は、イラク戦争に触れるまでもなく、ヨーロッパ人にとってアメリカ合衆国とは
(日本人にとっても同様だと思いますが)、あらゆるものにおいて 質 が 劣 っ た 国 なのです。
ヨーロッパは、アメリカよりはるかにオートメーション化された世界です。それでも日本のオートメーション化の水準には
及びませんが。現在起こっているのは、こういうことです。フランスの政治姿勢を根本的に反米的な姿勢とする
解釈が行われたことは私も承知していますが、現在ヨーロッパで進行しているのは、実は 離 脱 の過程だと私は考えます。 ――それはアメリカ合衆国に対する無関心の率が世論調査で増加していることから、非常に目につくことですね。
ヨーロッパ人は、自分たちの特大の飛行機を製造し、宇宙空間に自分たちのGPS(全地球測定システム)を飛ばしており、
何でも自分でやることができます。もはやアメリカ人を必要としないのです。ヨーロッパ各国が何らかの科学技術的計画で
合意するなら、アメリカ人を「打ち負かす」ことができます。それも、いまやヨーロッパには技術者と科学者が
アメリカ人よりたくさんいるという単純な理由からです。
反発ではなく軽視的態度
ポスト・アメリカ的であるということは、もちろん軽視的態度をとることになりますが、軽視というのは、
反米主義ではありません。反 米 主 義 とは、強者に対する弱者の関わりかたなのです。劣 等 感 に結びついた
ものです。今は劣等感が消滅しつつあり、そこで人々が抱くのは、軽視的な判断であり、
遠ざかりたいという欲求であるわけです。
最もポスト・アメリカ的なドイツ
フランスの世論一般は完全にイラク戦争に反対でした。しかし、エリート層は、結局のところ、かなり分裂していました。
ラジオやテレビのスタジオで、徹底的にポスト・アメリカ的な私の意見を述べると、まずいことになったものです。
フランスは、反アメリカで固まった同質的な世界などでは全くありません。それに反して本当に重要なこととは、
「ドイツの離反」です。
*(訳注「ドイツの離反」:イラク戦争直前の国連安保理において、ドイツはアメリカの圧力に屈することなく、
フランスと歩調を合わせて、イラクへの武力行使反対の立場を貫いた。)
輸出の面で、アメリカ合衆国を技術的に本当に上から見下ろすことができる国は、ドイツと日本です。
現にドイツ人は遠慮会釈もなく上から見下ろしています。 シナ人のバカ さかげんは 青森県人みたいだな
やっぱり 頭がいいのは 大阪だな
青森の兵隊はバカ 命令されたら 忠実に 死ぬが
大阪は 命令を適当に守るだけ 死なない
参謀本部が 嘆いていたな
絶対死守しろ と命令するのは 逃げていいと言えないからで、
察しろ と思ってたらしい
それなのにバカだから青森県の兵隊は 文字通り受け取って 死ぬらしい 世界恐慌臭いから輸出企業は工場閉鎖を急がないと爆死コースだな
米国工場移転で傾くなw 何やっても政権交代とか気にしなくて良いんだからトランプ老衰で死ぬまで全ツッパだろ。 今の所は中国優位だが、
工場が脱中国始まると優位は直ぐに崩れる。
アメリカも農家が耐えられるかが課題だが、トランプのせい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています