5月11日夜に山梨県北杜市などで発生した大規模な停電について、変電所設備に体長約1.5メートルのヘビが接触してショートしたことが原因とみられることが31日、東京電力パワーグリッド山梨総支社の調査で分かった。

 同支社によると、同市須玉町若神子の北巨摩変電所で、点検時に電気の流れを止める設備「断路器」にショートした跡があり、腹部に焦げた跡があるヘビの死体が近くに落ちていた。

 ヘビは変電所を囲むフェンスに絡まった植物のつるを伝って入り込んだとみられる。同支社は再発防止のため、つるを伐採した。

 同支社によると、5月11日午後8時20分頃、北杜、韮崎、甲斐市の最大約4万1500軒で停電が発生、約3時間40分後に復旧した。変電所設備から飛散した火花が燃え移り、周囲の下草約220平方メートルを焼いた。

6/1(土) 8:07
YOMIURI ONLINE
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