最後の調査捕鯨始まる 北海道 網走
NHK NEWS WEB 2019年6月1日 11時39分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20190601/k10011937321000.html
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北海道網走市の沿岸で、ミンククジラの生態などを調べる調査捕鯨が1日から始まりました。
政府が、IWC=国際捕鯨委員会からの脱退と商業捕鯨の再開を表明したため、今回が最後の調査捕鯨となります。

網走港では、1日午前9時ごろ、地元の網走市や、和歌山県太地町などから集まった捕鯨船5隻が沖合へ向けて出発しました。

網走市沿岸の調査捕鯨は、毎年47頭のミンククジラの捕獲を目標におととしから行われていますが、
政府がIWCからの脱退と商業捕鯨の再開を表明したため、今回が最後の調査捕鯨となります。

参加した捕鯨船の多くは、今月末まで調査捕鯨を行い、その後、7月1日から商業捕鯨を行う予定です。

全国の捕鯨業者などで作る地域捕鯨推進協会の貝良文代表理事は、
「今回の調査捕鯨で生態のデータをとって商業捕鯨再開につなげたい」と話していました。