「飛鳥美人」の石室、実物大レプリカを公開 高松塚古墳
朝日新聞デジタル 2019年6月4日11時55分
https://www.asahi.com/articles/ASM642W02M64PTFC001.html

 「飛鳥美人」の極彩色壁画で知られる奈良県明日香村の高松塚古墳(特別史跡、7世紀末〜8世紀初め)の
石室の実物大レプリカが4日、同村の奈良文化財研究所飛鳥資料館の前庭に展示された。

 高松塚古墳は2004年、石室に描かれた壁画がカビなどで劣化していたことが判明。
文化庁は07年、石室を解体して壁画を古墳の外に取り出した。

 石室解体を担当した奈良市の飛鳥建設が、石室のレプリカをつくって実験を重ねてきた。
解体後、レプリカは飛鳥資料館で保管されてきたが、今回、実際の石室の大きさに加工し直し、公開することになった。

 同館の前庭には「須弥山(しゅみせん)石」など村内でみつかった石造物のレプリカも展示。
いずれも無料で見ることができる。問い合わせは資料館。

◇ 公開された高松塚古墳の石室のレプリカ=2019年6月4日、奈良県明日香村
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190604001165_comm.jpg