https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-35137973-cnn-int
 アフリカ中部コンゴ民主共和国(旧ザイール)でエボラ出血熱の流行が続き、昨年8月に流行が始まってからの患者数は計2000人に迫っていることが分かった。
同国の保健当局が2日に発表したところによると、これまでに報告された患者数は1994人に達し、このうち1900人の感染が確認された。
1339人の死亡が報告され、うち1245人が確認されているという。

世界保健機関(WHO)は先月、コンゴでのエボラ対策を妨げる要因として武装集団による襲撃、医療施設や人員の不足、感染地域への交通の便を挙げ、
WHOがこれまで扱ったなかでも非常に困難な状況だとの見方を示していた。

紛争が続く北キブ州の町ブテンボでは今年4月、武装集団の襲撃でWHOの医師が死亡した。
WHOのテドロス・ アダノム・ゲブレイェスス事務局長は同医師の死を深く悲しみ、暴力のたびに後退を余儀なくされる状況を憂慮していると述べた。

国際NGO「国境なき医師団(MSF)」も襲撃を受け、一部の感染地域で活動停止に追い込まれた。