金曜から土曜は大雨に警戒 非常に激しい雨の恐れ
日本気象協会 本社吉田 友海
2019年06月05日18:23
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金曜から土曜は大雨に警戒 非常に激しい雨の恐れ
7日(金)から8日(土)は九州から東北にかけて広く雨に。この雨のタイミングで続々と梅雨入りの可能性があります。非常に激しい雨が降り、梅雨入り早々、大雨の恐れも。

●ポイント解説へ
・6日(木)は貴重な晴天と厳しい暑さ
・7日(金)〜8日(土)は大雨の恐れ

●6日(木)は貴重な晴天と厳しい暑さ

6日(木)は全国的に晴れて、大気の不安定な状態は解消するでしょう。強い日差しで気温がグングン上昇し、広く厳しい暑さになりそうです。東京都心や名古屋、大阪、福岡など関東から西では広く最高気温が30度以上となり、真夏日となるでしょう。長雨の季節を前に貴重な日差しとなりそうですが、熱中症に注意が必要です。

●7日(金)〜8日(土)は大雨の恐れ

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一転して、7日(金)から8日(土)は前線が本州付近まで北上し、前線上を低気圧が進むでしょう。前線や低気圧に向かって、雨雲の元となる湿った空気が流れ込んでくる見込みです。7日(金)は九州から関東甲信や北陸にかけて広く雨が降り、活発な雨雲のかかる所もあるでしょう。8日(土)は東北南部にかけて雨の範囲が広がりそうです。九州から東海を中心に局地的に非常に激しい雨が降り、雨量が多くなるでしょう。非常に激しい雨とは滝のような雨で、傘が役に立たないような降り方です。この雨のタイミングで九州から関東甲信にかけて広く梅雨入りとなる可能性があり、梅雨入り早々、大雨となる恐れがあります。土砂災害や河川の増水、氾濫、道路の冠水に注意・警戒が必要です。

9日(日)以降も前線は本州の南岸沿いに停滞しやすく、ぐずついた天気の日が多くなりそうです。