IT大手6社が「サイバー防災訓練」キャンペーン
NHK NEWS WEB 2019年6月7日 5時55分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20190607/k10011943641000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190607/K10011943641_1906062135_1906070555_01_02.jpg

深刻化するアカウントの乗っ取りなどの被害を防ぐため、大手IT企業が共同で対策を呼びかける
「サイバー防災訓練」というキャンペーンが、7日から始まります。

このキャンペーンは、NTTドコモとKDDI、ソフトバンク、アマゾン、LINE、ヤフーの6社が行います。

キャンペーンの特設サイトでは、メールがのぞき見られたり、自分のお金が勝手に使われたりするなど、
アカウントが乗っ取られるとどんな被害にあうかを紹介しています。

そのうえで、セキュリティーの知識を問うテストを受けてもらい、パスワードを使い回さないことや、
パスワード以外に別の数字などを入力する「多要素認証」など、被害を防ぐ手だてについて理解を深めてもらうようになっています。

また、お笑い芸人のみやぞんさんが歌で注意を呼びかける動画も掲載されています。

LINEが行ったアンケート調査では、パスワードを使い回していると回答した人が全体の50%に上るなど、
セキュリティーの知識は行き届いていないのが実情です。

LINEの中村智史さんは「利用者もセキュリティーに気をつけてもらうことで、
安心してインターネットを使える環境をつくっていきたい」と話しています。

「サイバー防災訓練」は7日正午から今月21日まで行われます。