ペイペイ詐欺 佐川急便の不在通知装いウイルス感染 詐欺容疑で再逮捕

 スマートフォン決済アプリ「ペイペイ」を悪用した詐欺事件で、佐川急便を
装ったメールを不特定多数のスマホに送ってウイルスに感染させ、盗み取った
個人情報でペイペイアカウントを不正に作成していたことが愛知県警への
取材で分かった。感染から1時間で悪用されたケースもあったという。

 県警は12日、栃木県那須塩原市、無職、平山貴則容疑者(21)を詐欺容疑で
再逮捕。再逮捕容疑は昨年12月10日、他人のクレジットカード情報を悪用した
ペイペイアカウントを使い、家電量販店からノートパソコンなど(計約52万円)を
だまし取ったとしている。「頼まれてやった」と容疑を認めているという。

 捜査関係者によると、平山容疑者は東京や大阪の男性ら4人の個人情報を
悪用した四つのアカウントで少なくとも計約1000万円分の家電などを不正購入。
佐川急便の不在通知を装ったショートメッセージサービス(SMS)に添付された
URLにアクセスしてウイルスに感染させ、1〜3時間後にはアカウントを作って
悪用していたという。


毎日新聞【駒木智一】 (2019年6月12日 19時25分、最終更新 6月12日 19時39分)
https://mainichi.jp/articles/20190612/k00/00m/040/266000c