https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-48632745

【解説】 イラン、アメリカ、湾岸地域――これからどうなる?
2019/06/14

ジョナサン・マーカス、防衛問題担当編集委員

タンカー2隻が攻撃されたことについて、アメリカとイランはまったく矛盾した説明をしている。

アメリカのマイク・ポンペオ国務長官は、素早く断固として、イランを名指しして非難した。
「この判断は、機密情報、使われた武器、作戦遂行に必要な専門技術のレベル、船舶に対する最近のイランによる攻撃、そして、これほど高度に洗練された行動を取れる胆力や熟練度をあの地域でもっている組織は他にないことに基づいている」とポンペオ氏は話した。

これはかなり厳しい判定だ。だが、機密情報がどういう性質のもので、タンカー2隻の被害に関する分析が他の情報(攻撃に関与した他の船の動きに関する人工衛星などの追跡情報など)でどれだけ裏付けられているのかについては、詳細がほとんど示されていない。

性急な判断は危険だという意見もあるだろう。
もしアメリカが何らかの対応、特に軍事的対応を考えているなら、友好国を含めた多くの国が機密情報の正確な詳細を説明するよう求めるに違いない。
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