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大阪・吹田市の千里山交番で巡査が刺され、拳銃が奪われた事件で、大阪府警吹田署捜査本部は
17日早朝、強盗殺人未遂容疑で東京都品川区、職業不詳の飯森裕次郎容疑者(33)を逮捕した。

飯森容疑者は高校卒業まで吹田市周辺で生活しており、土地勘があったとみられる。
捜査本部は16日早朝の事件発生以降、5000人態勢で行方を追っていた。17日早朝、
コンビニの防犯カメラ画像から隣接する箕面市内の山中を捜索したところ、飯森容疑者がベンチに
横たわっているところを発見。午前6時34分、身柄を確保した。

捜査関係者によると、飯森容疑者は逮捕された際、拳銃を所持。奪われた際には弾丸が5発入っていたが、
発見時には4発しか入っておらず、1発は使用されていた。

16日に公開した防犯カメラ画像を見た飯森容疑者の父親から「息子に似ている」との通報があったことなどから、
捜査本部は男を飯森容疑者と特定。17日、逮捕状を取り、全国に指名手配していたが、ネット上では、
その父親が大阪のテレビ局「関西テレビ(カンテレ)の常務じゃないか」という未確認情報が乱れ飛んでいた。

関西テレビは、日刊ゲンダイの取材に対し、「16日夜8時ごろ、常務本人から『警察の捜査に協力している』
という連絡は受けています」「親子関係かどうかは把握していません」などと答えた。

当の飯森容疑者は黙秘しているという。