https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190614-00010013-fnnprimev-sctch
■夢の若返りが実現?“魔法の酵素”を発見
 人類長年の夢とも言える“若返り”。
14日、横浜市内で行われた「アンチエイジングフェア2019 in 横浜みなとみらい」でも、来場者の関心はもちろん“若返り”だったが…
実は、そんな夢を実現できるかもしれない、“健康寿命を延ばす酵素”が発見されたのだ。

魔法のような酵素(タンパク質の一種)の名前は「eNAMPT」。
日米の研究チームによると、人間では約80歳にあたる高齢のマウス2匹を使い、一方のマウスにのみeNAMPTを3ヵ月与え続けるという実験をしたところ、
eNAMPTを与えたマウスはもう一方のマウスに比べ、寿命が16%アップしたというのだ。
さらに、eNAMPTを与えなかったマウスは体毛の一部が抜け落ちているのに対し、eNAMPTを与えたマウスの体毛はつやつやと生え揃うなど、
その差は見た目にもはっきりと表れたのだ。

ワシントン大学医学部・今井眞一郎教授:
eNAMPTと呼ばれる酵素(タンパク質の一種)が巡っているんですが、高齢マウスに3ヵ月与え続けた。
(eNAMPTを与えたマウスは)毛並みもつやつやして、非常に活発に活動するようになると…そして寿命も延びるという現象が認められたわけです。

研究チームの一員である今井教授によると、eNAMPTの量を保つと、体の活動レベルが人間で例えると
50代から20代に若返るような作用が認められたという。
さらに、eNAMPTはヒトの体内でも作られており、マウスに認められた“若返り”効果は人間にも応用できる可能性が高いと考えられるというのだ。

ワシントン大学医学部・今井眞一郎教授:
寝たきりにならない、病気にならない、健康で頭もはっきりとしている。(そういう効果の)応用の可能性が非常に高いと考えています。

人生100年時代が叫ばれる中、まさに魔法のようなこの発見。
今井教授によると、今後の課題はeNAMPTを人工的に作り、ヒトに応用することだという。

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